シミの話の続きです

12月に「夏の後のシミ」ということで、普通のシミ(老人性色素斑)のお話を書きましたが、老人性色素斑は、紫外線による光老化の代表的なシミです。ということは、30歳を過ぎた頃には全員に大なり小なり出てきて、「増えていく、大きくなる、濃く」なるシミです。
それに対して、今回は「大きくならない、増えない(濃くはなる)レーザーでしかとれないけど1回とったら(別の場所にも)二度と出てこないシミ」のお話をしたいと思います。
結構多いんですよ~。

こういう頬や、目の下のクマ、額、鼻に25歳ころから出てきます。青っぽい灰色のようなシミですが、よく普通のシミや肝斑と間違われています。診察で説明すると、よく「今まで高い美容液を何十年も塗り続けた!がっくり!」という方がおられますが、このシミはQスイッチルビーレーザー(以下はレーザーと略します)でしか取れません。

なぜこのシミがレーザーでしか取れないかというと、このシミは、メラニンが深いところにあります。
皮膚は大きくふたつ表皮と真皮にわかれますが、普通のシミはメラニンがこの浅いところの表皮にあり、薬や軽いレーザーでもうすくなりますがます。ところが、この青あざのシミはメラニンが深いところ真皮にあります。したがって、この深いところまで届くQスイッチルビーレーザーでないととれないのです。しかし、普通のシミのように大きくなったり別のところにふえないので、レーザーでとったら二度と出てこないシミです。

この方は青あざのシミと肝斑が重なっていました。これは、レーザーをあてて10日目の写真ですが、ピンク色になっているところがレーザーをあてたところです。

はじめの1年くらいでシミがとれて、ビタミンAの化粧品などで3年後ですね。肝斑も老人性色素斑もでてきていません。

この方も、青あざのシミが、ほほと目の下のクマのようにでてきています。うすい肝斑もありました。はじめの1年くらいは、レーザーをしましたので、クリニックに来られましたが、その後はascのサロンで、年々きれいになっておられます。現在5年半後です。レーザーのあとは、ずっとascのサロンの方に行かれているので、診察は3年に1回くらいですが、どんどんきれいになっています。

この方は、肝斑レーザー(メドライトC6)が導入されてからの方で、青あざのシミをとったあと、肝斑レーザー(メドライトC6)をしてきれいにとれています。
この青アザのシミの方は、マッサージ、高級美容液、ピーリング、ビタミンC、プラセンタ導入などはもちろんですが、ビタミンA治療でもとれません、Qスイッチルビーレーザーでないととることはできません。
ご自分のシミチェックはもちろん、お友達にそういうシミがあったら、教えてあげてくださいね。
無駄なケアを長年されている方がけっこう多いです。
シミ治療の詳しいことはこちらからもご覧ください>>
夏の後のシミが・・・

この時期になると「夏に日焼けしたからシミができた」といってクリニックに来られる方が結構いらっしゃいます。今日はシミについて、少し説明させていただきます。
さてまず普通のシミがどうしてできるのでしょうか?、だいたいしみやしわなど老化の80%が、紫外線による光老化です。

その代表的なシミが老人性色素斑です。紫外線があたって、鉄がさびるように酸化反応がおこって、DNAが傷つくからシミやしわができるのです。

このシミは、ゼロ歳から紫外線の害の積み重ねです。イメージとして、コップに水がたまるように紫外線の害がたまって、いっぱいになったら丸いシミが出来るのです。この夏日焼けをしたからシミが出来るのではなく、この夏の日焼けが最後の一押しでシミが出来るのです。
したがって、30歳をすぎたら誰にでもできます。そして、ほうっておくと減ることは絶対にない。大きくなる、濃くなる、増える。

現在この普通のシミをとるのに、一番適しているのがQスイッチルビーレーザーと言われています。パチンパチンとあてていきます。

お化粧は出来ますが、このように絆創膏をはっていきます。

レーザーをあてて、かさぶたが出来て、とれたらシミが消えていると感じです。

このシミは取りきることが出来ます。しかし、別のところに次々出てこようとしている予備軍があるので、とったら予防と言っています。
この方は、シミをレーザーでとって半年、きれいにとれています。きちんと予防が出来ているので、4年たっても、シミはできていません。

赤池クリニックでは21種28台のレーザーを保有していますので、症状にあった機械の選択や組み合わせが可能です。90%以上のシミをとることが期待できるので、「こんなに簡単なら早くしておけば良かった~」と喜ばれる方も多いです。
シミでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
シミのない透明肌を手に入れてくださいね!
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